消泡剤とは、対象物(液体)が泡立たないようにしたり、すでにできた泡を消すために使用する添加物です。様々な物の製造過程において用いられていますが、身近なものでは食品や化粧品などが挙げられます。たとえば豆腐を製造する過程で豆乳に泡ができてしまうのを防ぐために古くから植物油加工品が加えられてきましたが、今は毒性のないシリコーンオイルが用いられています。消泡剤が作用する仕組みは、泡表面の分子配列を壊していくことによって泡を抑え込みます。

泡の表面は通常、界面活性物質が規則正しく並んでいますが、そこに親水性と疎水性が混在している消泡剤を混ぜることによって、泡表面の分子配列の一部が、消泡物質に変化します。これにより泡の膜の弾性が失われ破泡して泡が消えます。消泡剤の種類はオイルタイプと活性剤タイプ、そしてエマルションタイプの大きく3つに分けることができます。オイルタイプは、即効性があり熱に強く、非常に安価であるのが特徴です。

ただ持続性は弱く、排水した際に油浮きを発生させてしまうことがあります。活性剤タイプは界面活性剤の一種で疎水性が高く、白濁分散することがあります。安定性に優れ長期に作用するのが特徴ですが、コストは高くなります。エマルションタイプは、アルコールやエステルなどの消泡剤成分を水に乳化分散させたもので、O/W型とも呼ばれています。

添加した物質に対しての影響が少なく脱気性がありますが、貯蔵条件に制約があります。

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