日本全国には、たくさんの博物館が点在しています。そのすべてで国宝や重要文化財に指定をされている貴重な展示物があるわけです。消防法ではこれらの施設では必ず、消火設備を設置するようにと義務付けられているのがポイントです。以前は火災警報器のみで良かったのですが、奈良県にある法隆寺の火災以降は、必ず初期消火をするための設備を備えないといけなくなりました。

通常の学校や企業であれば、消火器を一定間隔で置いています。消泡剤を使った消火となり、ボヤ程度であれば一瞬で火を弱めることが可能です。しかし消泡剤を使用すると、周辺が真っ白になってソファや家電が使えないものになるのがデメリットです。希少な展示物がある博物館では、消泡剤を使用するのはご法度といえるでしょう。

そこで登場をしたのが、二酸化炭素を使用したものです。これは1998年に富山県の会社で考案をされたもので、現在では日本だけでなく世界各国の施設で利用をされるようになりました。消泡剤ではあるものの、通常の石灰ではなく二酸化炭素のみで構成されているのが特徴です。どなたでもご存知ですが気体という存在なので、無色透明です。

そして汚れる心配もないので、展示物に悪影響を与えません。2021年4月現在で計5000もの場所で設置をされており、非常にポピュラーになった消火設備です。設置工事をするだけでいいので、後付けに対応しているのも良い点といえるところになっています。

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